《完》シークレットコードにご用心

ドキンと心臓が音を
たてたような気がした。


不思議と吸い込まれる
ように、あたしは光琉の
話に耳を傾けてしまう。


「認めるのか認めないのか。

同情するのかしないのか。

距離を置くのか、踏み込むのか。

――まぁそん時によるけどさ」


光琉は言いたいことが
思うように言葉にできて
ないのか、もどかしそうに
頭をかいた。


けどあたしには、ちゃんと
伝わってると思う。


――知った上で、あたしが
渋谷さんをどういう目で
見るのか?

きっと、そーゆーこと。



「それと、自分の状況を
忘れんなよ、美羽」


「え――――?」