《完》シークレットコードにご用心

ポツリとつぶやくと、
光琉が首をかしげつつ
問い返してくる。


「あ? 

知らなくて当たり前だろ?

別に友達でもねーんだから」


「そりゃそうだけど。

――違うよ。
あたしが言いたいのは……。

何もわかってないのに、
勝手に決めつけてた。

うわべだけで判断してた。

それが、申し訳ないなって……」


ジャーナリストとしても、
人間としても。


こんな浅はかな見方しか
できないなんて、あたしは
ダメダメだ。



思わず、ため息をついて
うつむいた。


こんな情けないあたしに、
イジワルな光琉なら、
追いうちかけるように
茶々入れるんだろーな。



――ゼッタイ、そう思って
たんだけど。