《完》シークレットコードにご用心

「そうかもな。

体裁もあって教授の子と
して育てられては来たが。

渋谷と父親の間にも、
埋めようのない深い溝が
できてしまってるんだそうだ」


「そう……なんだ……」



なんか、ハッキリ言って
かなりショックだった。



マジメでキレ者の生徒会長。


けど、予算や部の存続の
件ではイヤミっぽいことも
言われて、『これだから
エリートは嫌い!』なんて
何も考えずに言ってたのに。


その渋谷さんに、そんな
秘密があったなんて……。


育ちのいいただのエリート
だなんて思ってた自分が、
恥ずかしい。


「あたし……渋谷さんの
こと、何もわかって
なかったんだ……」