《完》シークレットコードにご用心

「――ん? あ、イヤ……」


ハッと気づいたように
上げた顔は、ちょっと
ボーッとしてる。

どうやらあたし達の話すら
聞いてなかったみたい。


「何よ? カゼでもひいたの?」


重ねて聞いたあたしに、
他のメンバーも気に
かかったのか、


「そーいやここ数日あんま
元気ないね。

マジでカゼ〜?」


「なんだ光琉。

何かあるなら、サッサと言えよ」


全員に見つめられて、
光琉は居心地悪そうに
返事を返した。


「カゼじゃねーよ。

体調は問題ねぇ。

そうじゃないけど……」


「――――けど?」


「ん―――あぁ………」