《完》シークレットコードにご用心

「な、なるほど……」


「本当は、それは考え
にくいケースなんだ。

そんな人物が実銃を手に
入れる機会なんて、そう
あるものじゃないからね。

だけど……」


伊織の言葉を受けて
そう説明した緋月も、
間に一呼吸挟んでから、


「たしかに今回は、例外
なのかもしれないね……」



「でもさぁ。

そうなると、暗礁に乗り
上げちゃう感じじゃない?

そんなヤツ、なんの
とっかかりもなく、どう
やって突き止めればいいのさ?」


そう聞いてきたのは藍。


「そうだな……。

被害者に繋がりがないと
すると、もう一度各現場で
物的証拠や目撃情報を
洗い直すか――…」