《完》シークレットコードにご用心

「………………」


あらら、反応がない。


あたしは間にいる緋月の
後ろから手を回して、
小太郎を揺すりつつ、


「コタ!

藍の銃の腕に驚いたのは
わかるけど――…」


「―――違うッス……」


…………え?


ようやく返ってきたか細い
返事に、手を止めるあたし。


「違う? 違うって……?」


「藍さんがすごいガンナー
なのは、一緒に部室に
こもってる時に聞いてたッス。

そうじゃなくて……」


「え、知ってたの?

んじゃ何をそんなに
驚いてんのよ?」


眉をひそめるあたしに、
小太郎はあたしじゃなく
藍を見たまま、


「藍さん……
さっき、『男に二言はない』
って言わなかったッスか……?」