《完》シークレットコードにご用心

藍は得意げに笑って
ウインクした。


かわいくて勉強もできる
のに、加えて天才的な
狙撃の腕の持ち主とはね。


よくわかんないコだわ……



――と、後部シートの一番
奥で、あたしと同じように
驚きの視線を藍に向けてる
気配に気づいた。

小太郎だ。


よく見ると完全に固まって
おまけにプルプル小刻みに
震えてる。


……ムリもないか。


あたしだってとんでもなく
驚いたもん。

気の小さい小太郎だったら
よけいショックだったはず……。


「コタ〜、しっかり!

気持ちはわかるけど、
帰っといでー」