《完》シークレットコードにご用心

「あったり前じゃん!

やったぁ、久々」


ウキウキした声で言って、
藍はコートの下に手を入れる。


次に出てきた手に
握られてたのは……

やっぱり、拳銃。


「ちょっと待って!

“コードG”って……」


まさかとは思うけど、銃で
あいつら撃つってこと?


どこから?


この車内から??



――伊織が言ってた通り
左折して、しばらくすると
川沿いのゆるくカーブする
道に出た。


充分車や人通りが
減ったのを確認してから、
藍は助手席の窓を開ける。


そしてそこから腕と顔を出して、


「ウン、いいね。

伊織――アイツらが次の
カーブに差しかかったら
やるよ。

川と、あっちの草むらに
放り込む」