《完》シークレットコードにご用心

いたんだ。さっきの連中が。


髪や特攻服と同じような、ハデな色のバイクに乗って。


「マジかよ……
増殖してんじゃん」


光琉が驚きとも呆れとも
とれる声で言った。


――そう。


さっきは4人だったのに、
今は5台のバイクに二人
乗りとかして、倍以上に
数が増えてる。


「おっ、思った以上に
執念深いッスね……」


「カーチェイスはゴメンだな。

――仕方ない。
藍、“コードG”だ」


「え、ウソッ。いいの!?」


目を真ん丸にして驚く
藍に、伊織は短く頷いて、


「次の信号を左折したら
堤防沿いの道に出るからな。

ただし怪我人は出すなよ。

……できるか?」