《完》シークレットコードにご用心

「……………」


車内に短い沈黙が流れる。


やがて、伊織のため息
まじりの声がそれを破った。


「――二人のカインが、
とんだところで繋がってた
わけだな」


「みたい、ね……」


「……だが、こっちの
カインはシロだった。

正体を調べて会って
きたが、今では立派な人格者だ。

ただ、自分をかたる奴が
組員にいるかも、という
話だったから、組員を
張ってたんだが……」


伊織の説明に驚いたのは、
ミスティーのカインに
会いに行ってたあたし達。


「えぇっ、マジ!?

こっちもシロだったよ!

連中が銃を使ったこと
ないの、ちゃんと確かめて
きたもん!」


藍の説明に、光琉も大きく頷く。