《完》シークレットコードにご用心

伸ばしたあたしの手は、
藍に届く前に空中で硬直した。


手だけじゃない。


体全体と、思考までもが
一瞬止まりかける。


目にした光景が、
あまりに衝撃的すぎて。



「近寄んな。

それ以上きたない顔
近づけたら、脳天にぶっ放すよ」


低い声で言い放つ藍。


その右手に握られてるのは
――黒光りする小さなボディ。


……どう見ても、拳銃。


その銃口がピッタリと、
カインの額に押し付けられてる。



―――――はぁぁっ!?


アンタが拳銃突きつけて
どーすんのぉっ!!?



あたしは軽くパニクって
言葉を失う。