《完》シークレットコードにご用心

ザワッ――とメンバー達の
間で空気が揺れた。


カインの名前が出た
だけで、他のメンバーは
一瞬言葉を飲み込む。


そして、強張った顔つきで
背後を振り返った。

……メンバー達の一番
後ろで、ジッと黙ったまま
立ってた、カインを。


「………………」


真っ赤なロングヘアの
隙間から、カインは
異常なまでの眼光で
こっちをにらんでた。


ヘビみたいだ。

本能的にそう思う。


それくらい、鋭い視線には
狂気とか猟奇的な色が
ハッキリと宿ってた。



「オレに聞きたいこと、
だとぉ………?」


ピアスがいくつも刺さった
唇からつむがれた声は、
地の底を這うかのような低さ。