光琉が何もしないのは、
今日を見ててよーく
わかったもん。


二人で行ったって、
全部あたしがやらないと
いけないのは明らか。


「おいコラ、どっちでも
いいってのはなんだ。

オレがお前についてって
やんだぜ?」


「うっさいなぁ。

ついて来たって、助けて
なんかくんないんでしょーっ!?」


「ったりめーだ!!!」


「アハハ。

がんばれ、美羽♪」




かくしてあたしは、
翌日からムリヤリ独り立ち
させられたのだった……。





     ☆☆☆☆☆



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