《完》シークレットコードにご用心

―――やった!


あたし達は警戒される
こともなく、すんなりと
山口さんの部屋に
入れてもらえた。


部屋に入って落ち着くと
緋月は改めて名刺を渡して
挨拶する。

あたしと光琉も、それに
ならって名刺を渡した。


「山口さんが最初に被害に
あわれた事件が、連続して
とうとう6回も続きまして。

世間でも非常に注目が
集まってますよね。

それでうちの雑誌でも
ぜひ特集を組みたいと
思いまして……」


「みたいっすね。

けど、オレの話せること
とか別にたいしてないですよ。

夜道で急にパンクして
コケたとしか思って
なかったくらいだし」