《完》シークレットコードにご用心

緋月は本当に申しわけ
なさそうな声で、丁寧に
そうお願いする。


穏やかな口調に丁寧な
言葉使い……ホントに
高校生とは思えない。


でもやっぱ、見た目の
若さは目立っちゃうのか
……山口さんは答える
かわりにこう言った。


「てか、お宅らが記者?

ずいぶん若い……」


「そうですか? 
山口さんといくつか
違うだけですよ。

山口さんだって早々と
社会に出て、立派にお仕事
されてるじゃないですか」


「え? や、そんな
たいしたもんじゃ
ないですけど……」


さりげない緋月の言葉に、
山口さんはちょっと気分を
よくしたみたい。


照れたように頭をかいて、


「まぁ暇してたし、
少しならいいっすよ。

どうぞ」