《完》シークレットコードにご用心

「これどうすんの?

あたしこんなカメラ
使ったことないんだけど」


着替えてる時『持ってろ』
って渡されたから、
とりあえず持って来てるけど。


「使わなくていいよ。

ポーズだから」


「は? ポーズ?」


「そうそう。後は状況に
応じて、必要だったら
これ使って」


そう言って緋月は、着てる
薄手のロングコートの
ポケットから、小さな
何かを取り出した。


手渡されてそれを
見てみると、名刺ケース。


中を開けると、ちゃんと
名刺も入ってる。


“〇△編集社

 週刊×× カメラマン

 田中 一美”




「………ダ、ダレ?」