《完》シークレットコードにご用心

もちろん知らないわけない。


てゆーか奇しくもそれは、
昨日小太郎が

『噂なんかを追いかける
よりこっちをネタに…』

って言ってた、
まさにその事件だ。



案の定、聞いた途端に
小太郎が感激の声をあげた。


「当然知ってるッス!!

自分もその事件は
目をつけてたんス!」


「それはよかった。

でもまあ、今からは僕達の
目線での話をしよう」



『僕達の目線』


――ただ追いかけるのと
解決するのとは全然違う。


改めてそう感じて、
あたしは足の裏から小さな
しびれが駆け登ってくる
ような気がした。