そこには店に寄りかかって倒れている人がいた。

「大丈夫ですか?」
ざっとみたところアタシと同じくらいの年齢。
髪の毛は綺麗な金髪に茶髪もまだらに混ざっていた。
前髪が伸びて顔は見えないけど確実に体格からして男の人だった。


「ん―…お腹すいた。」

「…はぁ?」

初めてのヤツとの会話はこんな感じだった。