或いはこんなスクールライフ

ベヒーモスは目を細めたまま、私を見つめる。

顔こそ獣然とした恐ろしいものだけど、ともすればその表情は微笑んでいるようにも見える。

「どうだ、俺の倅は。暴れまわって手がつけられんであろう?」

「え…ええ…あ、いえ…最近は大人しくなってくれまして…」

そんなしどろもどろな返答を返すと。

「正直に言えばよい…人間の女に、ガルルは手に余る存在だろうて」

ベヒーモスはそう言って、体を揺すって笑った。

驚いた事に、彼は見かけに寄らず人間に対して好意的だった。