ガルル君の歓迎会の時、遭遇した茜ヶ久保マリネが、『ガルル君を敵に回したくない』と言った理由がやっと理解できた。
それはそうだ。
彼女も天空宮の海を席巻し、海竜王リヴァイアサンを後ろ盾に持つ人魚の女王。
しかしそんなマリネでも、ガルル君を敵に回すという事…つまり陸獣王べヒーモスを敵に回すという事だけは避けたかったのだ。
もしそんな事になれば、天空宮の海と陸を分けた、神話史以来の大戦争に発展しかねない。
海は干上がり、大地は裂ける。
そんな規模の大戦になりかねないのだ。
そして今、同じ事が起こりつつある。
「ジズよ」
べヒーモスが、天空険道を揺さぶるかのような轟音の如き声で言う。
「お前の面子というものもあるのだろうが、ここはひとつ『空』の王として、器のデカイ所を見せてはくれんか…俺とて『陸』を預かる身。穏便に済ませたい。それとも…」
陸獣王の真紅の眼が、炎のように輝きを帯びる。
「千雨の如く雷を降らせ、溶岩の如く大地を震わせ、この天空宮の土地を焦土と化してまで戦をするとあらば、俺も受けぬでもないが…?」
それはそうだ。
彼女も天空宮の海を席巻し、海竜王リヴァイアサンを後ろ盾に持つ人魚の女王。
しかしそんなマリネでも、ガルル君を敵に回すという事…つまり陸獣王べヒーモスを敵に回すという事だけは避けたかったのだ。
もしそんな事になれば、天空宮の海と陸を分けた、神話史以来の大戦争に発展しかねない。
海は干上がり、大地は裂ける。
そんな規模の大戦になりかねないのだ。
そして今、同じ事が起こりつつある。
「ジズよ」
べヒーモスが、天空険道を揺さぶるかのような轟音の如き声で言う。
「お前の面子というものもあるのだろうが、ここはひとつ『空』の王として、器のデカイ所を見せてはくれんか…俺とて『陸』を預かる身。穏便に済ませたい。それとも…」
陸獣王の真紅の眼が、炎のように輝きを帯びる。
「千雨の如く雷を降らせ、溶岩の如く大地を震わせ、この天空宮の土地を焦土と化してまで戦をするとあらば、俺も受けぬでもないが…?」


