旧約聖書にはこんな話がある。
世界には、『空』『陸』『海』を意味する三匹の巨大な魔物が存在するのだと。
三匹はそれぞれ己を意味する場所を支配域とし、やがてはその場所の王として君臨する。
彼らは世界の終末には、餓えに苦しむ全ての者達の為の食物として供される事になっているという。
その為に、とてつもなく巨大な体を持っているのだ。
『海』の王は、言わずと知れた天空宮近海の主、海竜王リヴァイアサン。
そして『空』の王が、今、私達を頭上から睨めつけている巨大な鳥だった。
巨鳥王ジズ。
大地に立った時、その頭は天にまで届き、翼を広げると太陽を覆い隠すという規格外の巨鳥。
そしてこの天空険道に棲み付いたニーズヘッグをはじめとする竜種達の群れのボスでもある魔物であった。
圧倒的なその巨体と威圧感に、私は呼吸すら儘ならなくなる。
対峙しただけで戦意を喪失するほどの体格差。
同時に、絶望だけが体の中を支配していく。
…何故だろう。
最期にもう一度だけ、両親や生徒達といった親しい人達に会っておけばよかったと、そんな死を覚悟したような思考状態に陥っていた。
世界には、『空』『陸』『海』を意味する三匹の巨大な魔物が存在するのだと。
三匹はそれぞれ己を意味する場所を支配域とし、やがてはその場所の王として君臨する。
彼らは世界の終末には、餓えに苦しむ全ての者達の為の食物として供される事になっているという。
その為に、とてつもなく巨大な体を持っているのだ。
『海』の王は、言わずと知れた天空宮近海の主、海竜王リヴァイアサン。
そして『空』の王が、今、私達を頭上から睨めつけている巨大な鳥だった。
巨鳥王ジズ。
大地に立った時、その頭は天にまで届き、翼を広げると太陽を覆い隠すという規格外の巨鳥。
そしてこの天空険道に棲み付いたニーズヘッグをはじめとする竜種達の群れのボスでもある魔物であった。
圧倒的なその巨体と威圧感に、私は呼吸すら儘ならなくなる。
対峙しただけで戦意を喪失するほどの体格差。
同時に、絶望だけが体の中を支配していく。
…何故だろう。
最期にもう一度だけ、両親や生徒達といった親しい人達に会っておけばよかったと、そんな死を覚悟したような思考状態に陥っていた。


