或いはこんなスクールライフ

いつまでも戦いを続けていては、天空宮学園の敷地がメチャメチャに破壊されてしまう。

そんな事を考えたかどうかはわからないけれど。

ガルル君は横たわったリントヴルムの長く太い尾を掴んだ。

そして。

「んぎぎぎぎぎ…!」

全身の力を込め、歯を食い縛る!

ガルル君は、尾を掴んでリントヴルムの巨体を投げ飛ばすつもりのようだった。

正直な感想を言わせてもらえれば『そんな馬鹿な』だ。

あの竜種の体重が、一体何トンあると思っているのか。

普通の人間ならば試そうともしない。

だけど。

「………!」

張り詰めるガルル君の全身の筋肉。

小刻みに体が震えている。

やがてその全身の力で、ガルル君はリントヴルムの巨体を浮き上がらせ始めた!