男子な乙女

「あたし応援するから…。」


これが大樹にかけれる精一杯の言葉だった。


「…サンキュ!!」


大樹はそう言ってあたしの頭をポンポンと軽く叩いた。


―キュッ――

胸が締め付けられる感覚がした。