男子な乙女

「恋って大樹、お前…恋でもしたの?」


あたしは大樹に聞いてみた。


ざわついていた周りが一気に静まりかえった。


「………////したー…かもしんない。」


大樹は真っ赤になって答えた。

みんな口をぽかんと開けたまま。

あたしもあっけにとられていた。



だけど、あたしはそれよりも…

上手く言い表せないけど…


―ズクンッ――


苦しかった。