……もぉ。


またすぐ、そーやって
茶化すんだから。



ホントに嬉しくて
楽しかったから、ちゃんと
お礼言ってるんだよ？



｢……ありがとーは、
ありがとーだもん｣



少しだけむくれて、そう言うと。



貢にぃは何も言わずに、
あたしの頭をポンポンッて
そのおっきな掌で軽くたたいた。


そして、しばらくたってから、


｢まぁ、たまにはいいさ｣


って、前を見たままで
サラリと言う。





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