「そんなこと言われても……」


出るもんは出るんだから
しょーがないでしょ。


それに女のコはこーゆー
とき、感動の余韻に
浸りたいものなんですよ?


それなのに、貢にぃったら。


――この、ロマンの
カケラもない現実主義者め(>_<)



鼻をずずーっとすすり
あげて、もっと文句を
言おうとしてたのに。


その勢いは、意外な次の
言葉でスコンと頭を
たたかれて、不発のまま
ヘコんでっちゃった。



「……仕方ない。

この近くで食事でもしていくか」