あたしもおなかはペコペコ
だったけど……でも、
夕ご飯の時間なんて
来なければいいのにって
思いながら、勉強してた。


だってそしたらずっと、
こうして貢にぃと
二人きりでいられるもん。




でも、そんな願いがかなう
わけもなく、時計の針は
どんどん進んでいって。


問題集のわかんなかった
とこもあらかた終わって、
時間も残り少なくなったとき――。



あたしは、瞳子の話を
思い出しながら、
思い切って口を開いた。



……いよいよ、作戦決行の
ときなのです!