☆☆☆☆☆
「あーもぉ、マジでこれはわかん
ないってぇ〜っ」
シャーペンを投げ出して、あたし
はテーブルに突っ伏しちゃう。
その後頭部に、すかさずコツン、
と鈍い痛みが走った。
見ると――あたしの膝の辺りに、
コロコロと転がる消しゴム。
「ほんの30分前に説明したばかり
だぞ。
なんで忘れられるんだ」
あきれた声に首だけ動かすと、
貢にぃが椅子に座ったまま、ふん
ぞり返ってあたしを見下ろしてた。
「聞いたときはわかった気が
したんだよ。
聞いたときはぁ……」
でも、それと実際自分でできる
かって、別問題じゃん……?
_
「あーもぉ、マジでこれはわかん
ないってぇ〜っ」
シャーペンを投げ出して、あたし
はテーブルに突っ伏しちゃう。
その後頭部に、すかさずコツン、
と鈍い痛みが走った。
見ると――あたしの膝の辺りに、
コロコロと転がる消しゴム。
「ほんの30分前に説明したばかり
だぞ。
なんで忘れられるんだ」
あきれた声に首だけ動かすと、
貢にぃが椅子に座ったまま、ふん
ぞり返ってあたしを見下ろしてた。
「聞いたときはわかった気が
したんだよ。
聞いたときはぁ……」
でも、それと実際自分でできる
かって、別問題じゃん……?
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