ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜

なんかあたしばっかりイロイロ
してもらってて、申し訳なく
なってくる。


でも、貢にぃは小さく笑って、


「別にかまわない。

気にするな」


「けど……あたしのケーキは
大失敗だったのに。

なんかフェアじゃない〜……」


「美紅がようやくオレのものに
なったんだから、それで充分だ」


「えっ―――//////」



なんて、フェイントの爆弾発言。


サラリとそんなこと言うなんて
反則だよ、貢にぃ。



そんなこと言われたら――意識
しちゃって、まともに貢にぃの
顔、見れない――…。




「え、えーと……」




真っ赤になってるに違いない
ほっぺを隠したくて、俯こうと
したら。