☆☆☆☆☆



「あーもーダメだぁ

サッパリわかんないよぉぉ〜!」


あたしはシャーペンを投げ
出してテーブルに突っ伏した。


「もぉいい……。

数学はあきらめる……」


こんなのできなくたって
生きてけるモン。


それゆったらほとんどの
勉強はイミなくなるって、
前にママに怒られたこと
あるけど……。



「コラ、美紅(みく)。

勝手に投げるな。

教えてるこっちの身にもなれ」


机の椅子に座ってた貢にぃ
が、こわーい顔して
椅子ごとこっちを向いた。