ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜

貢にぃは、とっさにその意味が
理解できなかったみたい。


一瞬の間の後、眉間に指を当て
ながら、


「美紅……。

日本語がおかしいぞ?」



「おかしくないよ!

ホントに、ホットケーキのケーキ
なの!

ただのホットケーキじゃなくて
――…」


そこまで説明して、ようやく。


――貢にぃが、ハッとしたように
目を見張る。


あたしが何のことを言ってるのか
……やっと、わかってくれた。


「昔、持ってきてくれたでしょ。

クリームとイチゴの乗った、
とっておきのやつ。

あたし、もう一度あれが食べたい」