ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜

消え入りそうな声で答えると、
貢にぃははぁ〜っと最大級の
ため息を落として、


「バカか……。

いったい何時間やってたんだ」



「だ、だって――…」



「それで最後にこの出来だったら
――適当でも、オレが作った方が
まだマシだったじゃないか……」



ズッキーンッ。


あ、あまりに心に刺さるお言葉。



「ひっ、ひどいよぉぉっ。

いくらなんでも、そこまで言わ
なくてもぉ」



思わず腰を浮かして、貢にぃに
向かって手を伸ばす。


座ってる貢にぃの頭を、ポカッと
でもしてやろうかと思ったん
だけど――…。



「えっ…………」