ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜

さらに驚くあたしをよそに
マッキーさんも、

『いいですよね、新条さん?』

なんて言って、勝手に話を
進めちゃってる。



「オイ、蓮!

勝手に決め――…」


ようやく思考が追いついた
らしい貢にぃが、言い
ながらマッキーさん達の
方に歩き出そうとした。


でもそれを、ピシャリと
した声が遮る。


「うるせーっての。

いいから行けって言ってんだろ。

仕事にマジメなのもいい
けど、たまには自分に
正直に行動しろ」



「………………!」


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