「これはオレが思ってる
ことだけどさ。
そんなワケだから……、
貢にとって毎年
美紅ちゃんに届けてる
クリスマスケーキは、
けっこう特別なんだと思うぜ」
「……特別……?」
「あぁ。
美紅ちゃんさ。
それ、貢がクリスマス
直前の忙しい時期に、
片手間で用意してるだろー
とか思ってねー?」
「え? 思ってますけど……」
だって、あたしんちに
ケーキを届けてくれるのは
イヴイヴの23日。
22日か23日に焼いてくれて
るんだろーけど――
お店の仕事は忙しさの
ピークだろうし、夜とかに
チャチャッとやっちゃう
しかないはず。
ことだけどさ。
そんなワケだから……、
貢にとって毎年
美紅ちゃんに届けてる
クリスマスケーキは、
けっこう特別なんだと思うぜ」
「……特別……?」
「あぁ。
美紅ちゃんさ。
それ、貢がクリスマス
直前の忙しい時期に、
片手間で用意してるだろー
とか思ってねー?」
「え? 思ってますけど……」
だって、あたしんちに
ケーキを届けてくれるのは
イヴイヴの23日。
22日か23日に焼いてくれて
るんだろーけど――
お店の仕事は忙しさの
ピークだろうし、夜とかに
チャチャッとやっちゃう
しかないはず。

