―――ヤだな、爽介さん。


マジで鋭すぎですよ、それ。








――たしかに、
爽介さんの言うとおり。



ただケーキが持って来て
もらえないだけだったら、
きっとあたし、あそこ
までは怒ってない。


辞めちゃえ、なんてひどい
ことも、言わなかったと思う。




でもあのとき。


どーしようもないくらい、
悲しくて、さみしくて。


それが全部貢にぃへの
怒りに変換されちゃって――

気づいたら、あんなこと
口走っちゃってた。