話を聞き終えた爽介さんは
『なるほどね』って独り言
みたいにつぶやいてから、
「貢が毎年、美紅ちゃん
家のクリスマスケーキ用意
してんのは知ってる。
そっか……今年はムリって
考えてたんだな、アイツ」
「ハイ……。
そんなのは初めてです。
そんなに忙しいんですか?」
こう言っちゃ悪いけど――。
理由があるにしろ、今も
爽介さんは、仕事を普通の
時間に終えて、こーやって
来てるわけだし。
その気になれば時間くらい
作れるんじゃないの?
って思っちゃうんだけど……。
『なるほどね』って独り言
みたいにつぶやいてから、
「貢が毎年、美紅ちゃん
家のクリスマスケーキ用意
してんのは知ってる。
そっか……今年はムリって
考えてたんだな、アイツ」
「ハイ……。
そんなのは初めてです。
そんなに忙しいんですか?」
こう言っちゃ悪いけど――。
理由があるにしろ、今も
爽介さんは、仕事を普通の
時間に終えて、こーやって
来てるわけだし。
その気になれば時間くらい
作れるんじゃないの?
って思っちゃうんだけど……。

