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「とうとう来週はクリスマスかぁ。

ホントにどーするの、美紅?」


前の席の机にチョコンと
座った瞳子が、顔を覗き
込みながら聞いてくる。


「……どーするも何も……」


対するあたしは、
モゴモゴと言葉を濁して。


そのままごまかしついでに
ついてた肘をズルッと
崩して、机に突っ伏しちゃった。



「いいの?

このままじゃマジで、
ケンカしたままクリスマス
終わっちゃうよ?」




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