あたしが唯一貢にぃを独占
できるレッスンタイムも、
夜中からじゃさすがに
始めらんない。


……それ以前に、貢にぃは
仕事の事で頭いっぱいで、
あたしなんかかまうのも
メンドーだろうけどね。





マジメに勉強する気にも
なんなくて、テストの
出来はサイアク。


学校は午前中で終わり
だけど、瞳子とどっかに
寄る気にも、まっすぐ
帰って勉強する気にも
なんなくて――……。






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