☆☆☆☆☆



………よし。大丈夫。


どこからどー見ても、
普段のあたしじゃない。


「どうよ、瞳子さん?

これならすぐには、
あたしってわかんないでしょ?」


鏡越しに瞳子の顔を覗き
込んで、思わずヘヘンッて
胸をそらしちゃう。


瞳子もスナオに頷いて、
あたしを讃えてくれた。


「すごいすごい。

直接聞けなかったからって
わざわざ変装までして
偵察に行くなんて。

イヤー、あたしには
そこまでの気力はないわ」




―――って、感心してるの
ソコですかっ!!?