その日を境に、俺は精神的に追い込まれて、俺は保健室に駆け込むことが多くなった。

そんな俺に対し、

「なぁんだ~高田~また具合悪いのか~サボる口実かよ」

などと煽ってきた。直接は言わない。でも聞こえるように言うのだ。

俺はその言葉一つ一つが頭から離れず、保健室で悶々としていたんだ。


《なぜだ…なぜ奴らはこうも変わってしまったんだ…》


俺が何かひどいことをしたのか!?

清野の机に肘!?

それだけで!?

なんで俺だけロックオンされるんだ!?

いくら考えてもわからなかった。状況は変わらなかった。

何度か保健室に駆け込むことはあったが、なんだか悔しくて絶対学校は休まなかった。

だから俺は小野や保科さん、そしてごくわずかな友だちとだけ話すようになっていったんだ。

喧嘩もしたことない気が小さい俺は、仲間と離れないようにした。だって、一人になると何をされるかわからなかったからだ。



もうすぐ夏休み…

早く夏休みが来てほしかったんだ。