「離して。お願い…。覚めなくちゃ。早く、この悪夢からっ!!」 「実麗…。逃げちゃダメだ。これは、現実。」 「な…に言ってるの…?違うよ……!これは夢。悪い悪い悪夢…」 「実麗…」 ───! 「っきゃ!」 視界に入ったものに、気を取られていたとき。 実麗が足を踏み外した。