「ここから落ちたんだよね…実麗。」 手すりに手をかけて下を覗き込んだ。 結構な高さに、手すりを掴んでいても恐怖を覚えた。 「…あぁ。…あの時はありがとな、松宮。」 鷹神くんも私の隣で手すりを掴んで、遠くを見つめていた。