「はい。遅くまですいませんでした」 「いいのよ!また学校で会いましょ?」 「え?」 「あれ?遥斗知らない?恵ちゃんは高校の保健の先生なんだよ」 あたしが遥斗に言うと、遥斗は驚いた顔をしていた。 「初めて知った。今度、優と遊びに行きます」 「待ってるわ!じゃあね!」 「はい。おじゃましました」 遥斗は恵ちゃんに軽く頭を下げて玄関のドアに手をかけた。 「遥斗」 「ん?」 「今日は、ありがとね?」 「あぁ。また明日な」 「ばいばい」 「じゃぁな」