「や、ぁ…」 チュッ…。 小さく音を立てて唇がやっと離れた。 酸素が足りなかったあたしは肩で息をする。 「も、離れて」 「俺の名前呼んだらいいけど?」 え? そんなことでいいの? 「天道遥斗」 あたしはちゃんと名前を言ったのに天道遥斗は眉を寄せて不機嫌そうな顔を見せた。 「なに?ちゃんと言ったじゃん」 「そうじゃなくて、遥斗って呼べ」 …はっ? あたしが天道遥斗のことを遥斗って呼べと!?