あたしは慎くんとわかれて生徒会室に向かう。 遥斗に会える楽しみと、花火に誘うことを考えると緊張もしてきた。 だんだんとドキドキして来たし…。 でも、花道さんと一緒にいて欲しくない。 絶対花火に誘うんだ! プレートに生徒会室と書かれた部屋の前に来た。 さっきよりドキドキしてる。 「スー、ハー…」 よし!! 大きく深呼吸して生徒会室のドアを開けた。 ―ガチャッ。