「いってらっしゃい、里奈」 キッチンから聞こえるお母さんの声を聞いて家を出たあたしは 少し急いで学校まで歩く。 角を曲がれば、いつものようにちひろが待ってる。 「もぉ里奈、遅ーいっ」 ってにこにこしながら手を振って待ってる きょうもいつものように一日が始まるんだ