―――― 葵は可愛いほうだと思う。 普通にあいつがしゃべらなければ、ふわふわしたオーラが流れていて、天然で清純な女の子に見える。 でも、人は見かけによらないんだな。 今は昼食の時間――― 俺はそんなことを考えながら、俺は屋上で一人で昼飯を食べていた。 一人にはなれた。いつもこうだから―――。 昼飯を食べながらパソコンを開き、高校生詐欺師の情報が載っているのかを調べる。