紫外線が強い。俺には暑すぎるが周りの木々は気持ち良さそうに揺れている。 涼しげな公園… ここを越えれば学校…そんな場所で俺と葵は話している。 「あなた、詐欺師でしょ?」 なんで知ってるんだ? 「人違いですよ」 詐欺師といわれて「はい、そうです」なんて答えるやついないだろ。 葵はポケットからタバコを取り出し口にくわえながらいう。 「中原新一君、あなた………私と組まない?」 「は?組む?」