昨日葵という女にあった公園――――学校にはこの公園の横を通らないと行けない。 また会ったらどうしよ。そう思いながら学校に向かって歩く。 そうするとどこからか葵が出てきて、いつの間にか俺の横に並んで歩きながら言う。 「なに?私と組みたくなった?それともやりたくなった?」 「どっちも昨日断ったけど」 「あら?でもあなた昨日私と通った道を通ってるじゃない、私に会うために」 「ここ通らないと学校に行けないの、だから通ってるの」