「いつ暇って…どゆこと?」


静かに呟くように質問する俺に、笑顔で雪はすぐに答える。


「わからない?デートしよってことに決まってるでしょ?」



「あ、デートね、デートか!お断りします!」


俺は真顔で答えてその場を去る。

なんで学校でも静かにして、一切、なんにもしてないのに告白されるんだ?


しかも今日は謎の天然系な顔だけど変態な女にも声かけられるし。

今日はわりと色々あった。


なんもない毎日よりはいいのかな、そう自分の毎日について考えながら歩き、家に着く。